「英語の楽しさ伝えたい」 新ALT 米国生れのジョンさん

 新しくALT(外国語指導助手)として着任した米国籍のカステラーノ・ジョンさん(22)は「子ども達に楽しく英語を学び使ってもらえるよう教えていきたい」などと抱負を述べた。任期は来年7月28日まで。
 サウスカロライナ州リッチランド郡コロンビア市出身のジョンさんは、テキサスA&M大学(生物医学専攻)を今年5月卒業後、語学指導などを行う外国青年招致事業「JETプログラム」に登録しALTとして日本への派遣が決まり、7月28日に初来日した。稚内には東京でALTとして3日間の研修を経たのちの1日夕方に入った。
 5日午後、着任挨拶で市役所を訪れ、工藤市長から「稚内が日本で初めての経験となり大変だと思いますが、頑張ってください。英語を通じて世界で活躍できるような児童生徒を育てて下さい」、佐伯教育長からは「子ども達と打ち解けてもらい英語の楽しさを教えて頂き、英語を好きになるよう指導をお願いします」などと激励された。
 市長から日本中が猛暑といわれる中での稚内の肌寒さ、稚内で期待することなどを尋ねられたジョンさんは通訳を通じ「とても寒いです。子ども達に英語を教え楽しい時間を過ごしたい」と語り、任期中での楽しみは「冬の生活は初めてになりますので、スノーボードをやりたい」と話していた。
 市長らとの懇談後、取材に応じたジョンさんは日本のてっぺんの街に来たことについて「テキサスは暑い所なので、稚内は寒いですが、ワクワクしています。大学で日本の事を学び日本文化に興味があり特に日本の音楽と歌舞伎が好きです」と話していた。
 ALTとしての初授業は22日から天北小中で行い、任期中は他に南小、港小、南中を担当する。