おどり、花火 最高潮に みなと南極まつり 4日延べ2万7785人来場
第61回稚内みなと南極まつりは最終日の4日、雨で順延された北海てっぺんおどりと南極おどりの競演に5300人余りの観衆が集まり、ボートレースや物産まつり、祭りの掉尾を飾る大花火大会には多くの市民らが訪れ延べ2万7785人が夏の一大イベントを楽しんだ。
前日は雨天で中止され4日だけ開催となった第42回わっかない観光物産まつりは、市内12店が飲食ブースを出店し沖縄県石垣市や鹿児島枕崎市、茨城県つくばみらい市の特産品フェアコーナーなどがあり、カツオの藁焼き(写真)体験など様々な催しもあり、肌寒い天候ながら店閉いの午後9時30分までに6000人が訪れていた。
4日夜、中央アーケード街で行われた北海てっぺんおどり、南極おどりは浴衣など様々な衣装に着飾った踊り手がアーケード街を練り歩いた。気温は15度前後と6月中旬並みの肌寒さの中、企業や町内会、学校など31団体932人が参加した北海てっぺんおどりは、浴衣や仮装などしたりしカラフルな衣装を着踊り手が、5300人余りの観衆前で踊りを披露した。引き続き行われた南極おどりに参加した39団体1090人の踊り手たちは南極音頭に合わせて踊った。
南極まつりのフィナーレを飾った大花火大会は4日夜、北防波堤ドーム公園周辺で行われ、2500発の花火が夏の夜を華やかに彩った。前日から降っていた雨は午後から止み気温は15度ほどで夏とは思えない寒さだったものの、花火を打ち上げる1時間前から北防波堤ドーム公園や中央埠頭など岸壁に1万2000人もの市民が集まった。
午後8時半過ぎからスターマインで始まり早打ちや水上花火、色鮮やか創作花火が打ち上げられるたびに歓声が上がり、最後の早打ちスターマイン「真夏の夜の夢」では、一際大きな花火が連続して打ち上がり、夏の一大イベントを締め括った。
みなと南極まつりのてっぺんおどり入賞チーム。
▽最優秀賞 稚内自衛隊▽優秀賞 宗谷ダンスプロジェクト▽敢闘賞 Mallow Blue、稚内市文化協会、稚内信金、稚内フラシスターズ、稚内大谷幼稚園・オアシス保育園、育英館大学▽大会長特別賞 南中男子バスケットボール部、南中ソフトテニス部▽大会実行委員長特別賞 南中バドミントン部、北海道銀行。