時の話題 「もうお盆月に」

 きのう朝、会社から外出しようと玄関に降りると10年以上プレスの配達をしている婦人とお孫さんに会い、つい「こんなに大きくなったのかい」と軽口をたたいた。というのは赤ん坊の時見ていた様子と比べ立派に成長し小学5年生になったというのだから驚くと共に我が身、婆ちゃんとも年月の早さにたじろいでしまった。
 皆さん誰しもそうだろうが、普段の生活に忙しく子どもに係わる暇なくとも「勝手に」と言ったら何だが勝手に大きくなる。子育ては妻任せで仕事と趣味人との付き合いに時間を割いてきたお父さん方は同感であろう。
 昔は子沢山の家庭が多く貧乏暇なしで両親とも働きに出て放っておかれた子ども達だが何故かしら病気ひとつせず大きくなった。
 前から書いているよう父が底曳き漁船に乗り1カ月も家に帰らず母親は近くの水産加工場に働きに出てほっぽられていた筆者と弟妹だが、大病はしたことはなく、すくすくと育った。すくすくと育ち過ぎた嫌いはあるものの、幸せな家庭にあったのは有難いことであった。それから数十年経ち人が減り子ども達の声もめっきりなくなり、片や高齢者が増え、知合いの訃報が入ることが多くなった。
 3万人ほどの人口があるので市民生活や経済が崩壊することはないにしても市議会議員の見識の無さが最近とみに感じる。市当局の市政方針と予算を審議するだけでなく、市勢発展を期し提言したらいかがか。あなた達の報酬は市勢発展のための議員活動の対価として支給されていること肝に銘じ精励してもらえればと思っている。