公演向けて猛稽古中 劇団稚童 みどり湯夏祭りで発表

 劇団稚童(わっぱ)(舩木大輔代表)は8月16、17の両日、みどり湯で開かれる夏祭りイベントに参加し、初めて演劇を公演することになった。台本を書き演劇指導など行うほそやもくめさん(本名小谷史奈)は「一生懸命頑張って稽古などに取り組み、多くの方に見てもらいたい」と観劇を呼び掛けている。
 市民劇団の稚童は昨年、稚内青年会議所とコラボし初めての演劇を披露した。一度きりで終わる予定だったが団員から続けたいとの要望があり、稚内子ども劇場が解散し演劇を見る機会がなくなったことから、演劇文化の灯を絶やさぬようにと続けられることになった。
 劇団継続に当たってメンバーが増え、今は幼稚園の先生、会社員、高校生など幅広い年代の13人が参加。初披露では、宗谷に因んだ5人のヒーローと悪役が戦う戦隊モノ「宗谷戦隊ワッカマン」を披露する。
 初公演に向けて、ひかり幼稚園きらきら保育園には夜になると団員が集まり出来たての台本読みや演技、演出など修正した上で稽古を行い、演劇の成功に向けて取り組んでいる。
 ほそやさんは「子どもから大人まで楽しんで頂ける劇になるよう頑張っていきたい」と話していた。
 10月26、27日には函館と札幌の劇団とコラボした演劇も行う計画がある。