世界平和願って アーケード街など 15万5000羽もの折り鶴飾る

 第37回平和の折り鶴祭りが31日から中央アーケード街など4カ所で始まり、市民が平和を願い折った鶴が飾り付けられている。
 1983年に発生した大韓航空機撃墜事件を契機に、稚内市では9月1日を平和について考え学ぶ「平和の日」と定め、その一環として祭りが執り行われている。
 37回目を迎えた折り鶴祭りには、個人や小中学校、福祉施設などから15万5000羽(昨年20万羽)の折り鶴が寄せられ、アーケード街、キタカラ、市立図書館、市役所に飾られている。
 アーケード街では「世界平和を願う」などと書かれた短冊にカラフルな折り鶴が飾り付けされ、それを見た通行人が平和への思いを強くしていた。
 散歩していた高齢の女性は「大韓航空機撃墜事件が発生した昭和58年当時は仕事が忙しくそれどころでなかった。今は世界がいつまでも平和であることを願っております」と折り鶴を見つめ祈っていた。
 9月1日まで。