サイバー犯罪根絶に向け 稚内署と市教委 協定結ぶ

 稚内署と市教委は30日、サイバー空間の脅威から子どもを守る活動に関する協定を締結した。
 サイバー犯罪の脅威は、年齢を問わない個人にまで及んでおり、特に身近なSNSで青少年が凶悪犯罪や児童買春などの被害に遭う事例が後を立たないことを踏まえ、稚内署と市教委でサイバー犯罪の情報共有と警察官による専門的な講話など行うことで被害の根絶を目指すことを企図した。
 締結書に署名した横山署長は「管内では児童生徒が被害に遭う事例はないものの、SNSによる誹謗中傷、詐欺メールなどの相談は年齢問わずにある。子どものうちからサイバー犯罪に関する知識を身につけ、大人にな
り犯罪に加わることなく被害者にならないよう協力して行きたい」、佐伯教育長は「道内で協定の事例は少ない。スマホの所持が低年齢化し身近にあるだけにリスクが伴うことからネットリテラシー(能力)向上に努めて行きたい」などと述べていた。