週末雑感

 先週20日はパスしたので13日以来、2週間ぶりの週末雑感なのにテーマが浮かばない。平日の「時の話題」に比べると頭をひねることもなく文章としては容易なのだが、書く根本が決まらなければ事は進まない。
 パリ五輪が始まり、次に続くパラリンピックでの藤田征樹選手(39)の自転車競技が気になるものの、プロ野球は後半戦が始まり、海の彼方では大谷選手の活躍が続く。
 大相撲は横綱照ノ富士がきょう14日目にも優勝しそうで、完璧な体調で出場する時の番付の違いを見せつけている。照関に10日目に敗れ5勝5敗となり剣ヶ峰に立たされた関脇霧島はその後の2日間彼らしい相撲で連勝するも昨日の隆の勝戦で敗れ大関復活への道は途絶されてしまった。
 綱取り寸前まで行った霧島関を見て思うのは勝負の世界は一瞬たりとも息を抜けず、そのチャンスを逃すと女神もするりと遠ざかるということか。
 貴景勝も照関に敗れ大関陥落決まるも来場所10勝すれば復活するのでケガを治し精進してほしいものだ。
 照関のようどん底から這い上がる例は角界では多いが、他のスポーツでもあり、経済や社会、個々人でもあることで、仮にもし今、絶望の淵に沈みそうな境遇にあろうとも諦めないことであろう。
 人間万事塞翁が馬で吉凶は予測できない。バイデン氏の米大統領撤退でヒロインのように躍り出たカマラ・ハリス氏は副大統領の職にあるといえど天運のある人なのであろう。弾がかすめたトランプ氏と白熱の勝負になるに違いない。あとは天命があるかだ。