旧瀬戸邸に七夕コーナー

 夏季開館中の旧瀬戸邸で、七夕コーナーが設けられ、日本で古くから伝わる風習などを伝えている。
 七夕の日に合わせて今月7日、旧瀬戸邸では箏と茶会がコラボしたイベントが開かれていたが、北海道では1ヶ月遅れの8月7日に七夕の催しがあることから稚内でおもてなし実行委員会の竹内ひとみ代表が、1階の三連の間の居間に七夕コーナーを設けた。
 中国の陰陽五行説という考え方に由来し青赤、黄、白、黒の5色の布を飾り、色の違いで学業の向上や人を信じ大切に思う気持ちなどの意味があること。紙に願い事を書く短冊は古くは梶の葉に願い風習があったことなどを伝えている。
 竹内さんは「現代風に日本文化は変わっていますが、古くからある風習を伝えることで日本の良き文化を知ってもらえたら嬉しいです」と話していた。