大場弘一さんに栄誉 道民カレッジ 1000単位取得し奨励賞輝く
道民を対象に自分の知識などを高め学習した成果を地域などで活かす講座「道民カレッジ」(学長・鈴木直道知事)で、受講生の大場弘一さん(80)=富岡2=が総取得単位数が1000単位に達し奨励賞を受賞した。道北で初の受賞に「こつこつ単位を取得してきました。苦労しましたが長く続けてきて良かった」などと喜びを語った。
市内の自動車会社を退職した平成16年から道民カレッジを受講している大場さんは、道内の歴史や文化、産業などについて学ぶ講座で毎年10~20単位前後(1単位1時間)を取得。5年ほど前から単位取得の制度が変わり今年から会長を務める稚内市民観光ボランティアガイド、利尻礼文サロベツ国立公園パークボランティアの活動もレポートを提出することで単位が得られるようになり、20年目の今年7月17日付きで1000単位に達し表彰された。
自動車会社勤務時代に整備士や管理に関わる免許など様々な資格を取得してきた大場さんは仕事を引退後は「北海道の様々な歴史や文化などを知りたい」という思いから道民カレッジの受講生となり現在、稚内市民観光ボランティアガイド会長として活動する中「カレッジで学んだ事は今の自分に活かされています」と語った。
今後は100単位ずつを目標に「元気なうちは色々な勉強、ボランティア・パーク活動などを頑張りたい」と話していた。