災害時の電力復旧確認 第一管区海保と北電、稚内ネットワーク
第一管区海上保安部(小樽)と北電、北電稚内ネットワークは23日午後、北洋埠頭第一南岸壁で連携訓練を行い、災害発生時の電力復旧に向けた手順などを確認した。
今年3月29日に災害時における相互協力に関する3者協定締結後初となる連携訓練には第一管区海保や稚内海保、北電稚内ネットワークセンターの関係者12人が参加した。
午後2時、離島で災害発生し停電が起きたことをを想定し、島内の電力設備を復旧するため稚内海保の巡視艇きたかぜに北電の技術者や海保職員が乗船し電源ケーブルなど積み込みんだあと、港内を30分間ほど周回した。
一連の訓練を終え、北電稚内ネットワークセンターの島津剛所長は「近年、異常気象による災害が多発している状況なので訓練で基本動作や基本作業が確認することができ、今後も訓練を重ね不測の事態に備えていきたい」と講評した。第一管区の田中智弘環境防災課長は「互いに顔の見える関係性を築いていき、何かあった時に迅速に動けるようにしていきたい」と話していた。