関係深化への第一歩 友好協定した台湾屏東県一行来市
台湾の最南端に位置する屏東県恆春鎮の公所一行が来市し23日午後、市役所を表敬訪問し、工藤市長らが「ようこそ稚内」などと出迎えた。
昨年11月下旬、稚内市との交流を通じ互いに経済の活性化を図っていく友好交流協定をオンラインで締結した屏東県恆春鎮の尤經史鎮長を団長とする一行25人は22日、空路新千歳入りし、23日、旭川からバスで北上し午後2時過ぎ、稚内入りした。
市正庁で行われた歓迎セレモニーで工藤市長は協定締結後早い機会での稚内訪問に感謝の意を示した上で「台湾は私たちにとって最も親しい外国のひとつ。これからも長いお付き合いをお願い申し上げ、市民を代表して歓迎いたします」などと出迎え、尤經史鎮長は「これから関係が深まっていくことを期待し、お会いできたことを大変うれしく思います。来年8月には台湾で国際的なイベントがあるので、稚内からも是非参加していただきたい」などと挨拶した。
更なる友好関係を深まることを願い、稚内市から宗谷岬の最北端の碑の記念木製プレート、台湾の屏東県恆春鎮から伝統弦楽器を模した日本語で「末永く続く友好」と書かれた木製プレートを互いに贈呈した。
歓迎セレモニー後、一行は市内観光で宗谷岬を訪れ「日本の最北の街に来れて嬉しい。気候的に私たちの街と風が強い所は似ています」と話し、全員で記念撮影をし旅の思い出にしていた。