5年ぶり飛鳥Ⅱ寄港 30日末広埠頭 みなとカフェなどで歓迎

 郵船クルーズの客船「飛鳥Ⅱ」(5万444㌧・全長241㍍)が30日早朝、稚内港に入港する。稚内には令和元年7月以来5年ぶりの入港となり、稚内市など港湾関係者らが歓迎セレモニーで出迎える。
 乗客730人・乗員510人の1240人を乗せた飛鳥Ⅱは、夏の北海道クルーズツアーで27日夕方、東京を出港。大平洋側を北上し津軽海峡を通り、日本海を北上し30日午前6時頃、末広埠頭東岸壁に到着する。午前9時から入港歓迎セレモニーがある。
 乗客はオプショナル(選択)ツアーとしてフェリーで利尻・礼文に渡り離島観光、バスで宗谷岬やサロベツ湿原などを観光予定しており、船に残る乗客に向けて末広埠頭内に「みなとcafe」が午後8時まで開設され、市内6事業所から宗谷の塩ホタテラーメン、勇知いもポテトフライ、鹿肉ジンギスカンなど15品以上のメニューを揃える。物販コーナーでは稚内ブランド品などを取り扱う。
 事前申込みによる市民船内見学は午後1時からで、応募379人の中から抽選で60人が船内見学する。
 出港30分前の午後8時30分から出港アトラクションとして▽大谷高吹奏楽部の演奏▽稚内海峡太鼓保存会による海峡太鼓▽南中ソーラン演舞と育英館大のプロジェクションマッピング演出で見送り、午後9時の花火打ち上げで小樽に向け出港する。

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