スポーツ強豪高進学多く 高校配置検討協 佐伯教育長「印象として」

 道教委主催の第2回公立高校配置計画地域別検討協議会(宗谷学区)が23日、オンラインで開かれ、9月に公表される配置計画について協議した。
 市町村の教育関係者50人余りを前に、笠井宗谷教育局長は「計画案についての考え方、今後の考えるべき事項に多くの意見を頂きたい」などと挨拶したあと道教委から今年度、稚内での地元高校への進学は7割に達するなど地元進学率が高いが94人が石狩などへ進学しているとし、学区全体の6高校では164人の欠員が生じていることなどの説明があった。
 佐伯市教育長から「少子化が予想以上に進んでおり、中学生がスポーツ強豪校に進学しているのが多い印象。部活動の地域移行に課題が多い中、小中高で地域として体制を整え市町村の枠組みだけでなく広域で取り組む環境づくりをすることで流出の抑制にもなるのではないか」などと意見を述べていた。