中央大火教訓に演習 キッズイベントに300人参加

 平成14年6月29日に発生した中央地区大火を教訓にした夏季消防団・消防署合同演習が21日、北防波堤ドーム公園で行われ、参加した消防署員らが有事に備え一斉放水するなどした。
 大火があってから20年目を迎えた昨年から演習を見直し、今年は消防署員や分団員合わせて43人が参加。21日午前10時頃、住宅密集地で火災が発生したことを想定し、出火場所に見立てた的めがけて署員・団員が一斉放水した。
 訓練後、同じ会場でキッズふれあい広場が開かれ、親子連れ300人が訪れ、放水体験や消防車両乗車など体験した。
 岩出消防署長は「演習を通じて署員と団員の連携強化を図り、キッズイベントで消防の役割を知ってもらい、消防活動に少しでも興味を持ってもらう機会になって頂けたら」と話していた。