表彰台への意気込み語る 藤田選手 市長表敬と記者会見
パリ2024パラリンピック自転車競技の日本代表選手に選ばれた稚内出身の藤田征樹選手(39)=藤建設=が22日、市役所で会見し「 家族や会社、市民の皆さんの力添えがあって5回目の出場が得られました。感謝の気持ちを持って北海道稚内の皆さんに良いニュースが届けられるよう頑張っていきたい」などと5大会連続出場の意気込みを語った。
藤田選手は2008年北京、12年ロンドン16年リオデジャネイロの3つのパラ五輪で銀3つ、銅2つのメダルを獲得。前回20年の東京はメダル獲得とはならなかったが、昨年10月下旬に中国でのアジアパラ競技大会のトラックとロード競技の2種目で金メダル、ロードレースで銅メダルを獲得し、6月下旬にあった日本選手権ロード大会では個人タイムトライアルで優勝している。
会見で藤田選手はパリに向けてのコンディションについて「悪くない状態でパリに向っていける」と話し、パリでのメダルへの思いについては「パラリンピックは皆さんの応援が力になります。表彰台に挑んでいくのは大切なことであり、今は競技レベル高くなり難しい戦いとなりますが皆さんに喜んでもらえる結果、しっかり表彰台に絡んでいける走りができるよう頑張っていきたい」と決意を語った。
20日午後には工藤市長の許を表敬訪問した藤田選手は、パリ大会に向け「活躍して皆さんに喜んでもらいたい」などと語り、市長は「稚内の子どもたちに夢や希望を持たせてくれる。藤田さんの力になれるようパブリックビューイングを開催し応援させてもらいます。体調を万全に整えて頑張ってください」と激励した。