気象台主催し防災イベント開催 楽しく体験みんなで防災 

強い雨実験を体験する子ども達

 稚内地方気象台は20日、防災イベント「楽しく たいけん みんなで防災」を開き、参加した親子連れが様々な実験を通じて防災について学んだ。
 午前の部には小学生や保護者ら20人余りが参加し、雲の発生の仕組みや雨粒を見る実験、小型プールで津波が発生するメカニズムを学んだ。強い雨の実験では、雨合羽を着て傘をした子ども達が1分間での5㍉の雨を体験。気象台職員は「この雨が降ると1時間で60~70㍉相当の雨になるので気をつけてください」などと講話した。
 稚内署のパトカー展示や稚内開建のドローン紹介、稚内海保のVR体験などもあった。
 木村気象台長は「雨の観測方法や災害への備え方など学べる企画を用意しました。今回の体験を通じて災害への備え、気象台の仕事に興味を持って頂き、将来は気象台で働いてくれると嬉しいです」と話していた。