時の話題 「夏の交通安全運動」

 22日まで夏の交通安全運動展開中で、飲酒運転根絶、自転車利用時のヘルメット着用、スピードダウンと全席シートベルト装着の徹底など運動の重点としている。火災予防など含め運動中によく発生するので気を付けなければならない。
 それにしても事故は減ったものだ。三水会で会員スピーチした横山稚内署長によると、同署管内(稚内、猿払利礼3町)の人身事故は一昨年に26件まで減った。平成17年に158件、昭和45年には290件だったので激減ぶりが明らかだ。
 その減少理由を横山署長は住民の安全啓発活動など功を奏したものと評価していたが、署の取り締まり効果も大きく、何よりも〝交通戦争〟と言われた時代と変わったのはドライバーの安全意識であろうか。
 自分一人ではどうにもならない社会の中でとりわけ若者にとって思い通りになるのが車の運転で無茶をした。夜は飲酒運転するドライバーもおりモラルが問われている。
 車の製造メーカーが事故確率が小さくなる装備開発にしのぎを削ったことも寄与し、以前は高級車だけに装備していた装置を一般車両にも広げ事故を減少させたのも大きく今に至っている。
 国民全員が免許を持つ時代の中、今問題になっているのが高齢者が関与する事故で、ブレーキとアクセルを踏み違えるなどでの悲惨な事故が絶えない。
 幸い稚内などは車両が少なく事故確率は小さいものの地方からの観光客が運転する車両もあり道を知らない外国人の危険な運転を目にすることがある。注意だ。