海の安全に寄与 海の日 功績称え海事功労者表彰

 海の日の海事関係功労等表彰式が17日、水産ビルで行われ、海の安全に寄与した5人(欠席2人)を称えた。
 道運輸局旭川運輸支局、稚内海保など関係者ら30人余りが出席した中、道運輸局長、第一管区本部長の式辞が代読されたあと、合羽井道運輸局旭川運輸支局次長から道運輸局長表彰を受賞した米倉水産甲板長の鈴木弘美さん、稚内港湾施設工務部造機工場職員の中野浩さん、網海保部長から同部長表彰の海上保安友の会稚内支部幹事の小坂明好さんに表彰状が贈られた。
 工藤市長(代読・北浜建設産業部長)の「海事産業の発展に貢献され、深く敬意を表します」との祝辞に鈴木さん(65)は「表彰は身に余る光栄であり、今後はこの栄誉に報いるべく更に長年培った経験を十分活かし、最善を尽くすことを誓います」と謝辞を述べた。
 本紙の取材に、鈴木さんは船員歴42年を振り返り「200海里の時代から船に乗っていますが、船の仕事に携わり家庭や子供に恵まれ、住宅を持つこともできました。船乗りになって良かった思うと共にお世話になった方々に感謝したい」と話していた。