時の話題 「不法投棄」

 アーケード街を通ることが多く、歩く際には上下に気を付けている。下は犬のふんで上は雨漏りである。老朽化は未だしも人的悪行には言う言葉もない。
 昨10日午前中、萩見町内会の山田衛生部長さんから「大谷高に登る歩道でごみの不法投棄があり、ごみが散らばっています」との電話をいただいた。話は続き「デジカメで撮ったので会社にお届けします」と、30分経たないうちにUSBを持参しプリントアウトしたのが本紙の昨日の紙面であった。
 写真には散乱したごみと第一発見者の散歩していた住民に事情聴取する様子が写っていたので警察としてはポイ捨てした人物を特定しようとごみを調べるのであろう。
 犯罪の中で軽微な犯罪の部類に入るのだろうが罪の軽重でなく人間として公徳心欠如が問われる所業だ。
 稚内ではごみの分別に力を注ぎ市民に協力を求めているが、分別せず何もかも一緒くたにビニール袋に入れるケースが後を絶たず今回のように車で移動する中で助手席の同乗者が市指定以外のビニール袋でポイ捨てしたのだろう。
 投棄した所は草むらだったので「これはいい所だ」なんて思い投げたのだろうが、残念ながら草むらに届かず人目に付く歩道止まりになったというのが事の真相なのか。
 今回のは顕著の例だが、矢張り犬のふんがアーケード街など公道にある。以前より事例は少なくなったようだが、ふんの後始末をできない飼い主がいる。
 愛犬家として最低のルールを守れないなら飼うべからず、子どもに見習ったらいい。