浜森氏の胸像清掃 朔北美術協会員 今後、他の銅像も

 朔北美術協会の役員が11日、市庁舎前で8期32年間に亘り市長を務めた浜森辰雄氏のブロンズ胸像を清掃する奉仕活動を行った。
 今年で50周年を迎えた協会の記念行事として、吉澤富男会長が札幌彫刻美術館友の会の彫刻の清掃活動を参考に、市内にある彫刻を綺麗にしようと行った。
 市庁舎前に集まった役員6人に吉澤会長が胸像は女性彫刻家第一人者の笹戸千津子さんによって制作されたことなど紹介したあと、胸像や土台の御影石をブラシで磨いたあと、蜜蝋でワックスがけをすると、くすんでいた胸像は色濃いセピア色を取り戻していた。近くにあった稚内小学校跡地の記念碑なども清掃した。
 21日午前10時から福祉センター前にある「太陽と母子」のブロンズ像、8月25日午前10時からはミルクロード展望台駐車場にある「レダ」のブロンズ像を清掃する予定で、協会では市民の参加・協力を呼び掛けている。
 今後も市内数十カ所にある銅像や記念碑などで清掃活動を続けて行きたいという吉澤会長は「彫刻に触れると色々な発見がある。滅多にない機会なので多くの方に参加してもらいたい」と話していた。