一面、睡蓮に覆われる 鎌田さん 抜海霊園入口の人工池

 道道稚内天塩線沿いの抜海霊園入り口にある人工池で、睡蓮の花が見ごろを迎え、訪れる人たちの癒しになっている。
 この池は、近所に住む鎌田実さん(90)が霊園を明るい雰囲気にしたいと人工的に造ったもので、苗を植えてから毎年花を咲かせるようになり、天気がいい日には利尻山がくっきりと遠望できることから今では観光客や市民が立ち寄る憩いの場となっている。
 3日、ピンクと白色の花が池の一部を埋め尽くすように咲き誇り、黄色の花が一輪だけ見られた。市内から訪れた夫婦は「毎年、近くを通るたびに見にきている。これから黄色の花が咲くとより綺麗になります」と話していた。
 ここ数日は毎日のように池を訪れ、草刈りなどの手入れをしている鎌田さんは「今年は半月ほど見ごろを迎えるのが早い。最近では昔放流した金魚か何かの魚が見られ、エサやりするのも楽しみの一つ」と話していた。
 睡蓮は8月頃まで見られる。