道へ宗谷線維持と存続 宗谷開発期成会 海保には救助・救難など
宗谷地域総合開発期成会(会長・工藤市長)は1日、稚内海保や宗谷総合振興局、稚内開建に対し地域の産業経済の更なる発展のための基盤整備と課題事項などの要望をした。
稚内海保(海上保安庁)に対し宗谷地域での海難事故発生などにおける救助・救急体制の充実などを要望。国への要望事項として、農業・水産業の振興、国道の整備促進、宗谷本線の維持・存続に向けたJR北海道等への支援、空港の整備促進等、再生可能エネルギーの導入推進、社会資本整備に係わる予算確保など14項目。道への要望は防災対策の推進、エゾシカやトド・アザラシ等の被害防止対策の強化、道道の整備促進など10項目のほか、国と道への特別要望として地域医療体制の充実を求めた。
宗谷合同庁舎で開かれた北海道への要望会で、工藤市長から「期成会として要望項目をまとめさせて頂きました。よろしくお願いします」などと要望書を受け取った清水目宗谷総合振興局長は「地域の声を、しっかり政策に反映させていきたい」などと答えていた。