役割分担した街作り 宗谷連携会議 工藤市長見解述べる

 今年度の宗谷地域づくり連絡会議が1日、宗谷合同庁舎で開かれ、関係者が将来の方向性や課題について意見を交わした。
 稚内開建と宗谷総合振興局が主催し開かれた会議には、林開建部長、清水目振興局長、工藤市長ら市町村長の20人が参加した。
 林開建部長は「宗谷地域は水産、酪農、豊かな自然を活かした観光、再生可能エネルギーの供給など担う我が国を支える重要な生産空間であり、地域特性を踏まえ意見交換できれば」、清水目局長は「地域の実情や要望など皆さんから忌憚のない意見を伺い今後の政策に反映させて行きたい」などと挨拶した。
 このあと、稚内開建から道北連携推進地域「地域づくり推進ビジョン」について、振興局から道北連携地域政策展開方針などについて説明があった。
 「地域の活力ある発展に向けて、直面する課題と取組」をテーマにした意見交換では、工藤市長から北海道は2024問題など抱え分岐点に来ているとの印象であり、人口戦略会議で消滅可能性自治体に管内が入っているが、それぞれが対策に取り組んでおり手をこまねいているわけではなく、自治体個々の努力に向けられている風潮はどうなっているのかとの思いを強くしているとし「宗谷だけでなく道北圏で互いが役割分担を考え、物流など様々な問題についてネットワークをもってマチづくり、ひいては北海道づくりをして行かなければならない」などと話していた。