天北堆

 5隻まで減った沖底船の稚内機船漁協を支えてきた風無成一氏が引退した。日東丸沈没事故での対応で名を成し日東水産社長、稚内港湾施設社長になった風無さんだが、港湾会社も引退の方向にあるようで一時代が終わろうとしている♦次の黒川組合長は40歳と若く物静かな人柄だと聞いているが、業界の先行きは明るくない。獲るだけでなく付加価値ある取組みが期待される◆それにしても60余隻が5隻という現実に愕然としてしまう。若さで乗り切るというほど生易しいものでなく順風満帆になるには大変だ。