エゾカンゾウ見頃に 浜勇知海岸 霜の影響なく当り年か

 道道稚内天塩線の浜勇知海岸などでエゾカンゾウが見頃を迎え、植物に詳しい人は「今年は霜の影響が無く、宗谷全体の花が当たり年」と見ている。
 ハマナスと同じく稚内に初夏を告げる花のエゾカンゾウは、5月下旬からサロベツ原野などで咲き始め、暖かくなった今月中旬から浜勇知のこうほねの家周辺で咲き始めた。浜勇知から稚咲内に向かう道道沿いでは鮮やかなオレンジ色の花じゅうたんが広がり、道行くドライバーの目を楽しませている。
 晴れた日には利尻山を背景にエゾカンゾウの群生を撮る写真愛好者も多い。稚内、豊富などで自然ガイドとして活動する嶋崎暁啓さんは「今年は6月の遅霜の影響が無かったのが大きく当たり年になりました。サロベツ原野は今、地平線がオレンジ色に染まっています」と話していた。

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