往時の稚内の様子を紹介 デイサービスセンター潮見園で中澤海友会長
稚内海友会の中澤和一会長(76)が25日午後、デイサービスセンター潮見園を慰問し、稚内の歴史について講話した。
デイサービスを利用する人たちに昔の稚内の様子や歴史を懐かしんでもらいたいと開かれたもので、利用するお年寄り18人が参加した。
「懐かしき稚内」と題し講話した中、当時は樺太に42万人もの人が住み、稚内には引き揚げ者の住宅があったことや稚内灯台が現在の位置より山側の900㍍先に建てられていたことなど写真を使って紹介し、稚内でニシンやタラバガニなど豊漁だった頃は「カニは買うものではなくもらうものだった」などと話していた。
観光協会が発行する「なつかしき稚内の風情」カレンダーの写真を使って往時を紹介すると、利用するお年寄りや職員から「懐かしい」などと声が上がっていた。