苦節10周年祝って えびなホール 中西さんとSE―NO競演

 えびなイベントホール10周年を記念スペシャル「中西圭三コンサートin稚内 音が生まれる場所2024」が16日開かれ、ファン130人がライブを楽しんだ。
 イベントホールは2014年6月15日、稚内出身兄弟ユニットSE―NOの父・亮さんが亡くなる前に「ここを音楽ホールにして笑顔が生まれる場所にして欲しい」との言葉を受け、実家である電気店を改装しオープン。今回はホールのこけら落としでもコンサートを開いたシンガーソングライターの中西さんを招き、SE―NOとコラボ演奏などが行われた。
 オープニングを務めたSE―NOは「モノトーン」、「TERMINAL」などお馴染みの曲を歌唱したあと中西圭三さんと「You and I」、「次の夢」をセッション。この日のためにキーボードの平方元さんを加え4人で作った「稚内Do!」が初めて披露され、観客はコールアンドレスポンスをするなど会場は熱気に包まれていた。
 ライブを終え、エビナマスジさんは「コロナ禍など色んな事がありましたが、またホールに沢山の笑顔と歌声が戻って来ました。中西圭三さんと共に作った「稚内Do!」を皆さんと一緒に歌えて幸せでした」、中西さんは「素敵な時間でした。SE―NOとは東京のFMスタジオで声を掛けられてから十数年が経ち、コロナ禍を乗り越え再会できたことを嬉しく思っております。ホールの節目に演奏できよかった」と喜びを語っていた。