先週のことども

 クマ出没が相次いだ1週間であった。緑地区の奥は山を切り崩し住宅地にした土地なので目撃・出没情報は以前からあったが、萩見は兎も角、はまなすでの出没はクマの人里での行動範囲が広がっていることを表し由々しき事態だ。
 これまで実際にクマに出くわし被害に遭っていないのが救いで、これだけ頻繁に出没すれば市街地で市民が被害に遭う可能性が高くなったと言えよう。
 週末の白夜祭ビアガーデンは大入りで会場に用意した600席が足りないほどの盛況を呈し、10年目の節目を迎えた白夜映画祭は映画を愛する市民がいることに映画文化が守られていること改めて知った。
 概して文化を大事にしない稚内にあって稀有とも言える堅調さに主催する実行委員会スタッフの懸命な努力が結実したものと改めて称えたい。
 FDA(本社静岡、フジドリームエアラインズ)の稚内への今年初便が空港に降り立ち観光関係者が珍味など贈り出迎えた。2013年から運航を始め、昨年まで12万人以上の人々を最北の地まで運んできてくれ、驚くべきはコロナ禍真っ最中の20年にも僅か4便だが稚内フライトを実行したことだ。稚内観光に及ぼす影響は絶大である。「最北端」のキャッチフレーズあれば事業に乗り出して来ることを証明したFDA就航12年目である。
 夕日ヶ丘パーキングトイレが使用できない事にはタテ割り行政の悪弊を曝け出した。何年か前にもあったと記憶しているのは職員替わり適切な連絡態勢が講じられなかったためなのかね。