時の話題 「コロナ死者10万人」

 新型コロナウイルス感染症が始まった2020年からの日本国内の死者数が10万人を超えたことを厚生労働省が発表した。欧米に比べ死者は少なく様々な対策やワクチン接種など奏功したと見ることができるも今に至っても感染者は散発的に出ているので持病がある人や高齢者は注意せねばなかろう。
 昨年5月8日に感染症法上の分類が2類→5類に引き下げられインフルエンザ並みになったと、かなり解放的になったとはいえ未だ感染者は出ており、稚内でも先日、小学校での感染者が増え休校措置が講じられている。
 イベントや食品スーパーなどでの様子を見る中、女性や高齢者にはマスクを着用している人が多いものの、総じて男性の非着用が目立ち、その油断が高じ感染という事態になっているような気がする。医者でない筆者が予防策を語るのは適切でないだろうが、30歳代からこの方、コロナは勿論、インフルにも罹患したことがない。外から帰宅し手洗いとうがいを毎日欠かさず行ってきたからでは―と自分なりに考えている。とりわけ手洗いは最も大事な予防策で殺菌力がある液剤で指もマメに洗っている。
 インフルでも年間1万人近く死亡しているとの現実を踏まえコロナウイルスは完全解明されておらず、今後、ぶり返すことも予想されよう。予断持たず、現実を適切に把握し対処して行くのがよろしいか。
 パンデミックは終焉したとは言え完全終息には至っておらず、感染状況に応じ適宜、対処していかねばならない。急いては事を仕損ずるものだ。