介護と日本語修業中 特養富士見園 インドネシアのワワさん
5月から稚内市社会福祉事業団の特養老人ホーム富士見園で就労するインドネシア技能実習生のワワ・ザフロトゥル・ズフロさん(21)は、業務と日本語の勉強など奮闘している。
ワワさんは、インドネシアのゲブメン出身。将来、両親や周りの人たちを助けたいとの思いから介護員を目指すことになり、今年4月に入国し、埼玉で一か月間の研修を受け5月20日から特養富士見園で介護業務に就いている。
今は先輩介護員と一緒になって介護業務をこなし、夕方には日本語の勉強をしているというワワさんは「介護は大変な業務ですが、先輩に助けられ利用者のお年寄りの優しさに接し働いていて楽しいです」と話していた。
暑い時は30度以上あり、最低気温も20度ほどあるインドネシアと稚内の気候などの違いに「海が綺麗で感動しましたが、冷蔵庫のように寒いです。冬は雪が見るのが楽しみ」と笑顔を見せていた。
趣味は読書で、日本のマンガやアニメなども好き。インドネシアの先輩3人と郷土料理を調理する機会がしばしばあるそうで「みんな優しくしてくれます」と慕っている。
濱塚施設長は「一所懸命に業務に取り組んでおり、気遣いができ優しい子。みんなを笑顔にする介護員になってもらいたい」と期待を寄せていた。
21日には新たに3人の実習生を受け入れる。