大型客船 急きょ寄港 にっぽん丸 フェリーで渡島した人も

 商船三井クルーズの大型客船「にっぽん丸」(2万2472㌧・全長166㍍)が12日稚内港に入港した。寄航地の礼文島船泊港が悪天候のため急きょ稚内入りしたもので、乗客は出発するまでの夕方までの間、礼文や稚内観光を楽しんでいる。
 乗客330人が乗船したにっぽん丸は三井グループの旅行会社による「にっぽん丸春の礼文島クルーズ」というツアーで11日青森港を発ち、12日朝に船泊港に入港する予定だったが、風が強く急きょ稚内港へ進路を変更し午前8時40過ぎ末広埠頭東岸壁に着岸し、稚内市の職員ら観光関係者20人余りの歓迎を受けた。
 そのご通常運航されている離島航路で200人余りが礼文に渡りレブンアツモリソウなど見るなど2時間ほど観光を楽しむ一方、客船に残っていた乗客はタクシーで宗谷岬など市内観光を満喫した。
 船は午後5時、青森港に向かう。