【宗谷岬】 最北端碑に長蛇の列 ツアー・個人客で賑わう

観光客でごった返す最北端の地の碑前

 稚内の観光スポット宗谷岬にある最北端の地の碑前に連日のよう多くの観光客が訪れ、コロナ禍前の賑わいを取り戻しつつある。
 コロナの位置付けが5類になった昨年5月以降から旅行者が少しずつ回復傾向にあったが、今季は利尻・礼文観光が本格化した5月後半から一気に旅行者が増え、今月1日から東京直行便が2便運航になって以降は更にツアー客や個人客が増え、市内の景勝地では観光バスなどを頻繁に目にするようになった。
 利尻などからフェリーで稚内に戻ったあとや東京直行便が稚内空港に到着後、観光バスで宗谷岬に訪れるツアー客が多く、数日前の晴れた日、僅か30分の間、観光バス4台が宗谷岬に立ち寄り、最北端の地の碑の前は記念撮影で順番待ちする長蛇の列が出来ていた。
 東京からの夫婦は「稚内は涼しくて気持ちいいですね。夏は快適そうで羨ましいです」と旅を満喫していた。
 市内の宿泊関係者は「去年から宿泊者は戻りつつありましたが、今年は7月と8月の予約が好調で、去年より予約数は多く感じています」と話していた。