阿部珠算塾と夢加手 稚内RC 職業・社会奉仕表彰

 稚内ロータリークラブは6日午後に開いた例会で職業奉仕表彰として阿部珠算塾︵阿部幸子代表︶、社会奉仕表彰として手話サークル夢加手(角田誠次代表)を顕彰した。
 ピーク時は17カ所もあった算盤塾だったが今、唯一残るのが阿部珠算塾で、そろばんという(文化)を残していきたいとの一心で定期的に昇級試験を行うなどし、これまでの教え子は3000人以上を数える。
 夢加手は、創立以来42年間、稚内唯一の手話サークルとして、延べ350人の会員に対し基礎を教え、ろう者との交流を図り手話の発展に寄与するなど社会貢献活動を行ってきている。
 伊戸川会長から「功績を称え職業、社会奉仕賞を贈り表彰いたします」と表彰状を受け取った阿部代表(76)は「親子2代で塾に通ってくれた人がいるなど教え子に元気をもらい、この仕事に誇りを持ちやっています。そろばん文化が途絶えることがないよう体の許す限り塾を続け、後継者を探したい」と述べていた。
 山谷美幸副代表と共に出席した角田代表(71)は「会の設立当初から今も共に活動している会員5人の仲間はサークルの宝です。現在は小学生~82歳までの25人の会員がおり、色々な支えがありやってこれました。これからも頑張っていきたい」と感謝していた。