原料のイモ1㌧発送 勇知いも焼酎 稚内から薩摩酒造へ

 勇知いもを原料にした焼酎「じゃがいも焼酎 勇知」製造に向け声問の自然冷熱利用貯蔵庫で焼酎に使うイモの箱詰め作業などが行われ、荷造りを終えて鹿児島県枕崎市の酒造メーカー「薩摩酒造」に発送された。
 わっかない勇知いも研究会が稚内ブランドに認定されている勇知いもの商品価値を高める取り組みとして、昨年11月から1500本を稚内で販売し好評を得ている勇知いも焼酎は、5月に東京で5年ぶりに開催された東京稚内会の懇親会でも12本分が振る舞われ、東京稚内会の会員らは稚内初の地酒を堪能していた。
 山本建設が管理する自然利用貯蔵庫では冬場の冷気で熟成させ、糖度10度以上まで甘くなった1㌧分の勇知いもの箱詰め作業が行われ、今月10日までには枕崎市の薩摩酒造に焼酎の原料として届く予定となっている。
 来年春には1000本分の焼酎を販売予定しており、研究会の菊池副会長(山本建設会長)は「東京稚内会の懇親会では稚内からの出席者に勇知いも焼酎を持って行ってもらい会員の皆さんから美味しいと言って頂き嬉しかった。製造は酒造会社にお任せしているが美味しい焼酎ができたので喜ばしい」と話していた。