週末雑感
早や6月である。ジューン・ブライドと言われ、この月に結婚すると幸福になるとされ結婚式ラッシュだったのは今は昔の話である幸せになるどころか結婚後の生活に目途が立たず男女とも結婚しない人が増えている。
それだもの出生率が下がる訳である。
話を変え一昨日帰宅すると「カッコウカッコウ」とホトトギスが鳴いていた。稚内の初夏の訪れを告げる鳴き声を聞き、雪融けからの季節の移り変わりに思わず溜息をつく。
同じ日の日中、珍客があった。稚内東部の社長を長く務め、その後、自宅がある横浜に移るも夏の間だけ避暑も兼ね声問にあるバンガロー(旧緑と太陽の村)に住んでいる仲村房次郎さんである。齢85歳位になっているのだが、現役時代、稚内で活躍していた頃と変わらぬ通りの良い声と歯切れ良い口調を聞きながら、大横綱大鵬関の孫の王鵬関の話に及んだ。
互いに好角家なので話は弾み、彼の出世を願い、小結以上の三役を張れば「稚内で出世披露宴を催したい」と仲村さんは話していたが、小結などとは言わず大関、横綱を目指す逸材なので王道を歩んで貰えればと思った。
社交辞令ではなく、今の引く取口を封印すれば大出世も有り得るであろう。
前週来の懸案だった事も旭川から責任者が来社し解決したものの短慮な性格であるので何時何処でいざこざを起こすやも知れず、幾らかでも大らかな気持ちで人や物事に対処していければと願っているところだ。
6月は白夜映画祭、札響演奏会など垂涎の催しが目白押しだ。