手話で宗谷岬披露 赤十字奉仕団7分団長の金田一さん

 稚内市日赤奉仕団班長・分団長会議の総会が31日午後、市正庁で開かれ、会に先立ち手話サークル「夢加手」会員で奉仕団7分団長の金田一京子さん(82)が宗谷岬の歌を手話で披露した。
 金田一さんは、出席した1~9分団の会員60人余りを前に、「流氷とけて 春風吹いて ハマナス咲いて」「ハマナスゆれる 宗谷の岬」などの1~3番の宗谷岬の歌詞を手話で表現。会員は金田一さんの手話の真似をしながら歌唱した。
 20分ほどの手話講習を終え、金田一さんは「耳が不自由なろう者の方が少しでも暮らしやすい街にするためにも手話ができる人が少しでも増えたら嬉しい」と話していた。
 奉仕団の総会では今年度事業計画として▽移動献血の協力呼びかけ▽稚内市戦没者追悼式の出席▽宗谷岬平和公園での祈り塔清掃・アルメリア花壇の除草▽赤い羽根・歳末助け合い街頭募金への協力などを決めた。