テントサウナ 夏も実施 観光活性化促進協 消費額増向け対策と中田会長
わっかない観光活性化促進協議会は28日午後、宗谷経済センターで総会を開き、今年度の事業計画などを決めた。今年は新たに夏場では初めて大沼でテントサウナの実証事業などを実施する。
出席した観光関係者などの会員らを前に、中田伸也会長は今年9月に利尻礼文サロベツ国立公園が指定から50周年を迎えること、3月29日には、きた北海道DMOが観光庁から本登録されたこともあり重要な年になるとした上で「コロナ対策が緩和され、国内旅行はじめ台湾や香港などインバウンドによる個人、団体客が増加傾向にある。一方で物価高騰や人手不足で急激な需要拡大に対応しきれず、地域経済にとって新たな課題もありますが、稚内に来訪する観光客の満足度向上を図り、観光消費額の拡大に向け各種対策を講じていきたい」などと挨拶した。
今年度事業計画は公共交通利用促進事業として▽6月11日~7月31日と9月~22日まで運航するFDAチャーター便支援、空港利用促進事業で航空券と宿泊施設を組み合わせて予約するダイナミックパッケージクーポンの造成▽9月にJR宗谷線で運行する豪華観光列車「ロイヤルエクスプレス」の支援・受け入れ体制の強化など。
受入環境整備事業で冬場に実施していた大沼でのテントサウナの通年化に向け夏場も営業しカヌーなどのアクティビティと連携するなどコンテンツの充実を図る。
観光客誘客促進事業で冬季団体支援事業、冬季団体夕食支援事業外国人観光客誘致のため台湾やシンガポールへのプロモーションなど行うことを決めた。