高齢者の苦労体験 稚内市 認知症サポーター講座

 市(長寿あんしん課)は22日、南小で認知症キッズサポーター養成講座を開き、児童たちが高齢者の模擬体験など通しお年寄りの苦労など学んだ。
 認知症への理解を深めるためのサポーター講座には、5年生60人が参加。21日には1組が講座を終えている。
 22日に行われた2組の講座には30人が参加し、地域包括支援センターで社会福祉士を務める須藤誠也さんと主任介護支援専門員の後藤容晃さんから、稚内には100歳以上のお年寄りが、今年3月末時点で17人おり、3人に1人は65歳以上であること―などとの話を聞いた。
 このあと、児童たちは重りやゴーグルなど装着し高齢者の疑似体験をし身体の不自由さや車椅子の取り扱い方など通しお年寄りの大変さを体感していた。
 野村結斗君は「お年寄りはとても動きにくく不便なことを知らなかった。お年寄りの気持ちを考え大人になっても接したいと思いました」と話していた。