稚内宮城県人会の中澤さんと菅原さんに栄誉 宮城県知事賞、道連合会長賞
今月19日、5年ぶりに札幌市で開かれた第24回宮城県人会北海道連合会の全道大会・交流懇親会で、稚内宮城県人会の中澤和一会長(76)が宮城県知事賞、菅原耕副会長(82)が道連合会会長賞を受賞した。2人は「表彰は嬉しい。街の魅力を今後も伝えていきたい」などと喜びを語っていた。
大会には札幌、旭川、千歳、苫小牧、稚内など道内各地にある宮城県人会に所属する70人余りが出席し、宮城県知事賞に3人、道連合会会長賞では11人表彰された。
稚内宮城県人会が発足した平成12年から会員の中澤さんと菅原さんは年数回、懇親会などを開催し老若男女を問わず、多くの会員や地域住民に参加を募り宮城県と稚内の魅力を伝え地域振興に貢献している。
中澤さんは2011年にあった東日本大震災で故郷の気仙沼市へ小型船32隻を贈る支援をし、FMわっぴーに週一回パーソナリティーとして出演し東北弁を使って故郷への思いを語っている。今回の受賞に中澤さんは「私にとって気仙沼と稚内は故郷。これからも2つの街の良い所をたくさんの人に伝えて行きたい。気仙沼のカツオ、ワカメは最高に美味しいので稚内の方に食べてほしいですね」と話していた。
出張先から本紙の電話取材に答えた菅原さんは「一生懸命やってくれる中澤さんを支えてきました。会員の高齢化が気がかりで、会を維持するために、なんとかしたい」などと話していた。