大規模草地入牧始まる 樺岡ファーム管理 退牧する秋には100㌔増

 22日、樺岡の大規模草地への乳牛の入牧作業が行われた。
 1週間ほど前には冬の間、ファームの牛舎で過ごした預託牛400頭が放牧されており22日には北宗谷農協沼川支所9戸の酪農家から100頭運び込まれた。
 午前9時~午後1時過ぎまでの間、トラックで運ばれてきた月齢6ヶ月以上の体重200㌔前後ある牛の個体識別するタグが体に取り付けられ体重測定したあと、放牧地の電気柵に慣れされるため牛舎に一旦入り、1週間後に放牧される。
 預託牛は5ヶ月後の10月末まで650ヘクタールの広大な放牧地で過ごし、飼い主の酪農家に戻る時は100㌔ほど体重が増える。
 来週も入牧作業が予定され、今季は全部で180頭を預かることになる稚内樺岡ファームの高橋直純社長(53)は「気温が上がるにつれ牧草の伸びも良くなっていく。広い牧草地でのびのび育ち、大きくなってほしい」と話していた。