天北堆

 船を整備する会社は今、道内で函館と稚内にしかない。本社が小樽の河辺石油は距離的に近い函館の方が有利かと見られた給油船建造を稚内港湾施設に発注。昨年11月の起工式から半年し昨日進水式が執り行われた◆不利と見られた港湾施設が受注できたのは人間関係も寄与したようで河辺の山川社長が稚内出身で稚高で工藤市長と同級生だったという事もあったのか◆一時、経営危機に見舞われた港湾施設会社だが稚内市の資本注入もあり、先見の明によって弾力性のある技術力高い会社に生まれ変わった。