抜海駅100周年祝う 6月23日 記念式と記念碑除幕式

 今年で開駅100年を迎える抜海駅の記念式典と記念碑除幕式などが、6月23日午前11時から駅近郊や抜海漁港などで行われる。実行委員会の伊東幸事務局長は「和気あいあいと純粋に記念行事を楽しみましょう」と参加を呼び掛けている。
 抜海駅は1924年6月25日開業。日本最北端の木造の駅舎として知られ訪れるファンもいるが、来年3月末で廃止される方向にある。
 式典はクラウドファウンディングで集まった約230万円を資金に駅近くに建設される記念碑前で行われ、駅舎で記念撮影をし、午前11時49分の稚内行きの列車を見送ったあと抜海漁港に移動し生ビールや海産物など楽しみながらトンコリ(アイヌの伝統楽器)演奏など聴く懇親会が催される。
 伊東さんによると、現時点で関係者や鉄道ファンら60人ほどが参加する予定。「100周年にかけて100人でお祝いしたい。天気が良ければ漁港から利尻富士を望むことができます」と話していた。
 参加費は2000円申し込みはstation100@bakkai.comまで。
 名前、人数、住所、連絡先のほか、交通手段も記載すること。締め切り6月17日。