シカ防ぐネット張る 富士見球技場 高校サッカー道予選対策

 シカ侵入を防ぐ手立てとして、総合体育館裏手の富士見球技場回りに防護ネットを取り付ける工事が行われている。
 昭和60年から使用している球技場だが、以前は今ほどシカが出没することはなかった。周辺住民によると、最近はノシャップから富士見にかけて100頭前後が出没し年々、その数は増加傾向にあるという。
 サッカー大会で球技場を使用する前には、シカのふん取り作業を行わなければならず関係者にとって悩ましい限りだったものの、今年6月12日~14日まで稚内で10年ぶりに高校サッカーインターハイ北海道予選会が開催されることになり、シカが進入しないようサッカー関係者から要望があったことから、市教委の発注により山本建設が約800万円で請け負い防護ネットを張ることになった。
 高さ2・6㍍の柱に防護ネットを張り、球技場を覆うように作業を進めている。
 サッカー関係者は「試合中に守備でスライディングタックルした時、芝居にあるフンが肌に付いたりすることもあった。ネットを設置することで侵入を防ぐことが出来たら有難い」と話していた。