教委、学校と連携し 笠井宗谷教育局長

 宗谷教育局長として着任した笠井浩氏(56)は「現場の声を聞き、学力向上など目標に向け教育委員会や学校と連携して取り組んで行きたい」と抱負を語った。
 笠井局長は仁木町出身。平成2年、本庁水産部に奉職し、札幌医大事務局研究支援課長議会事務局政策調査課長など歴任。前任は総合政策部次世代社会戦略局情報政策課長。
 管内への赴任は初めてだが、若い頃に旅行で数回訪れていることから「2年連続で礼文島に渡ったり、スタンプラリーで管内を回ったりと妻や子どもたちの思い出が詰まった地域です」と話していた。
 平成16年、道議会事務局と衆議院事務局の人事交流が初めて行われた際、衆議院総務調査室で勤務した経験があり、当時の内閣総理大臣だった小泉純一郎氏の郵政改革特別委員会などに臨場するなど国会の裏方を経験したことに「得難い体験をさせてもらった」と振り返った。
 管内の教育に対しては、テーマである子どもの未来保障に引き続き取り組み、今後のVUCA(予測不可能な時代)に適応するためにもICT(情報伝達技術)を授業に取り入れた事例などの研修会に注力できればとしている。
 趣味は読書、音楽鑑賞、ドライブなど。「管内をゆっくりと巡るのが楽しみです」と話していた。

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