時の話題 「中学校の古紙回収」
先週末、稚中の古紙回収が行われ、校下住民から相当数の古新聞が託された。何処の家からも昨年秋以来溜まった古紙がどっさり出されるも小雨降るグズつき気味の天候だったため一旦家の前の出したのを屋内に戻した家もあったようだが、生徒ばかりでなく父母や先生も汗だくになりながら回収活動をし、「ありがとうございました」との感謝の言葉だけでなく回収への協力に謝意を示す文書が配られた。「今年秋まで溜めますか」と意気込んでいたところ、来年からは春だけ行うことになったとして少々肩透かしを食らった感がした。
生徒会活動捻出ばかりでなく回収作業で奉仕の精神というのか公徳心を培おうとする中学校の古紙回収は稚中ばかりでなく南、東、潮見が丘の市街地中学校で実施されていたが、生徒が減少していることもあり難しい状況にあるようだ。
昭和60年代に校風が荒れた南中では町内会や子育て連絡会と共同で春と秋の年2回実施し、汗をかきかき行う回収活動は生徒の成長を促し、父母や教職員ばかりでなく地域挙げて取り組むことで学校再生の起爆剤的な役割を高めようとする狙いがあったようで、全市的な子育て運動と連動し、多感な中学生の頃の心の荒れを抑止した一面もあった。
プレス社から出る古紙は莫大な量に及び回収する生徒、PTAの方々に手間をかけているが、来年から春1回の実施になると更に嵩張るのでどうしたもんかいなと思案しているところである。
少子化の現実問題として学校行事など中止が浮上してきている。