稼ぐ力生む組織作り きた北海道DMO 総会開き事業計画決める

 きた・北海道DMOは9日、信金本店で総会を開き、今年度の事業計画を決めた。今年3月29日付けで観光庁から地域連携DMOとして本登録したことを踏まえ加盟の稚内、利尻、利尻富士、礼文の1市3町の観光関係者が北宗谷観光の稼ぐ力を引き出す組織作りを進めていくを確認した。
 出席者30人余りを前に、きた・北海道DMO代表理事の中場直見稚内観光協会長は挨拶し、観光庁から本登録の承認を受けたことに関係者へ感謝を示した上で「本登録が目標ではなく、通過点で始まりと考えています。地域に来て頂いた皆さんにお金を使って頂き、物が流通し地域の事業や雇用が生まれ、人口減少に歯止めがかかり、新規の投資が生まれるよう事業を進めていかなければならない」と述べた。
 今年度の事業計画で昨年に続き来訪者満足度やリピーター率などを調べるアンケート調査の実施ほか、DMOホームページの効果的運用、情報発信強化事業などを継続事業として行うほか、新規事業として昨年9月にアドベンチャートラベルの関係者を受け入れたことを踏まえ、外国人旅行者向けの受入環境整備で英語によるバス車内での案内放送・デジタル表示の整備、フェリー船内での情報発信国際チャーター便誘致での台湾などへの海外プロモーションなどを展開するとしている。