コロナ前以上に改善 4~6月期 稚内信金景況調査 問題点は人手不足

 稚内信金は、営業エリア内の1~3月実績と4~6月の見通しを
公表した。1~3月実績は建設業を除く全ての業種で売上額・収益とも悪化した。
 全業種の実績は、売上額DI値マイナス13・5(前年同期対比10・3㌽低下)、収益値マイナス24・4(同10・8㌽低下)。冬季の閑散期とあって運輸業を除く業種で低調だった。
 〈売上額〉▽製造業マイナス29・4▽卸・小売業同21・6▽サービス業同16・3▽建設業同20・6▽運輸業プラス20・0〈収益〉▽製造業マイナス41・2▽卸・小売業同35・3▽サービス業同24・5
▽建設業同14・7▽運輸業0・0。
 4~6月見通しは経済正常化への期待で概ね改善傾向を示す一方、製造業ではやや警戒感があるとしている。
 〈受注額〉▽製造業プラス20・6▽建設業同29・4〈売上額〉▽製造業同23・5▽卸・小売業同7・8▽サービス業同51・0▽運輸業同60・0。
 1~3月期での経営上の問題点は①人手不足②仕入商品・原材料の値上がり③売上(受注)の減少④人件費の増加⑤商圏人口減少。