市民懇うイベント開催 みどり湯 工藤さんと奈良君 芸披露

 市内唯一の銭湯みどり湯で27日、「みどりのわっか・ふれあい演芸会」というイベントがあり、芸達者な高校生が落語や三味線で会場を盛り上げた。
 みどり湯と「わっか演劇企画」(小谷史奈代表)がコラボし、小谷代表ら劇団員が落語や紙芝居、中学生の時から独学で津軽三味線を習い演奏活動している稚高1年生の奈良海翔君が夜まで4回演奏した。銭湯企画のビンゴ大会などもあった。
 客で込み合い始めた午後5時からの落語演目では劇団わっぱに所属する稚高2年生の工藤歩莉さん(16)が落語デビューした。自身の名前の由来から話し始め落語の代表的な演目「じゅげむ」を披露した。続いて奈良君(15)が「津軽小原節」や「ソーラン節」などを演奏した。
 高校生2人の発表に70代女性は「若い子たちは元気が溢れ楽しかった」と投げ銭箱におひねりを入れた。発表を終えた工藤さんは「緊張したけど一生懸命できて楽しかった」、奈良君は「これからも三味線の魅力を沢山の人たちに伝えたい」と目を輝かせていた。