家族連れで賑わう GW入り 水族館など施設オープン
GWが始まった27日ノシャップ寒流水族館など市内施設が一斉オープンし、家族連れなどで賑わっている。
水族館では、1番目と2番目に来館した子どもと川野副市長らによるテープカットが行われ、擬態が得意な生き物を集めた企画展「あれ?あいつどこいっ展」や回遊水槽を泳ぐ幻の魚イトウなど見て楽しんでいた。
多くの人で賑わったアザラシショーでは、デビューした2頭のアザラシの芸に観客から歓声が上がっていた。
科学館では空気砲のサイエンスショーや開館50周年事業の「南極パネル展」が開かれ、どのコーナーも賑わいを見せていた。
「動物ふれあいランドも」
声問の動物ふれあいランドは27日から今季の営業をスタートし、親子連れらがヤギ、モルモットなどと触れ合っていた。
午前10時の開園と同時に親子連れが訪れ、モルモットや小型の馬ミニチュアホース、映画やミュージカルに出演したスター犬やヤギなどを見て回った。
モルモットなどを放し飼いしているコーナーでは、子どもたちがニンジンやレタスなどの餌を与えていた。
中学生以下の先着30人の来訪者ににクッキーなど菓子がプレゼントされ、女の子は「嬉しいです」と喜んでいた。
「百年記念塔もオープン」
北方記念館・開基百年記念塔も27日からオープンした。
来館した旅行者や家族連れは展望室から見る市街地の景色を楽しみ、江戸時代の測量家・伊能忠敬の北海地図などを見て回り稚内の歴史に触れていた。
中学生以下の先着50人に記念の木製スマートフォンスタンドがプレゼントされた。
1階ロビーで稚内海友会による写真展コーナーで、中澤和一会長(76)が来館者にモールス信号を教えた。札幌からの30代男性は「稚内に来たのは4度目ですが、中澤さんに稚内の漁業の歴史やモールス信号を教わり楽しかった。地元の方の話しは面白いですね」と旅の思い出にしていた。
「北の桜守パーク開設」
映画「北の桜守」ロケセットの北の桜守パークが27日オープンし、先着50人に桜餅がプレゼントされた。
来館した市民や観光客らは劇中のシーンで使われた部屋を見たり映画の撮影が行われた抜海駅、大規模草地など紹介するパネル、スマホのアプリを使って指定された場所にカメラを向けると主演の吉永小百合さんと記念撮影が撮れるコーナーなどを見て回った。
年配の女性は「吉永さんのファンで来ました。桜餅もらえて嬉しい」と話していた。