15日深夜から部品輸送 ユーラス社 芦川ウインドファーム
風力発電事業国内最大手のユーラスエナジーホールディングスが道北地区で建設する風車の部品が末広埠頭などに運ばれ、週明け15日以降、深夜から明け方にかけて建設現場に部品を輸送する。同社は「輸送車通行の際に短時間の間、通行止めが発生するので理解をお願いします」と協力を求めている。
ユーラス社は2025年4月までに稚内、豊富、幌延の3市町に世界最大クラスの大型風車107基(総出力46万㌗)の建設を計画。豊富で20年春から建設を進めている風力発電「芦川ウインドファーム」(12万8800万㌗)では来年春に運転開始予定の南側区画の15基(6万㌗)の風車部品が3月中旬から2万トンクラスの大型貨物船で末広埠頭に運ばれ、ブレードや支柱などが仮置きされている。
トラックによる輸送は9月末まで平日午前11時~翌日午前4時頃までの間に実施する。風車部品がある末広、天北埠頭1号からブレードや支柱などをトラックに載せて交差点を通過するため、市内の道路で通行などに影響が生じる場所もあることから、市民に対し理解と協力を求めている。
芦川ウインドファームの北側区画16基(6万8800万㌗)については今年1月4日から運転している。